2021年1月29日金曜日

いち早く、新しく

  寒かったり、暖かかったり、忙しく静寂と緊張感があったり。今年はいつもと違う。しかし、いつも通り2月に近づくにつれチョコレートがあふれるのだ。そう例年通りというより毎日?コンビニエンスストアにはチョコレートがあふれている。それだけ需要があるんだなと。

 さて同居人ぬぴさんがコンビニエンスストアでチョコレートを買ってきた。新商品で”Ghana ダークベリー”、スリムパックで登場。カカオ50%。Lindtもエクセレンスシリーズのフランボワーズがある(カカオ47%)。そうラズベリーとダークチョコレートは相性抜群なのだ。基本LOTTEのダークチョコレートは50%らしい。ブラックな大人っぽいパッケージ。Ghanaは店頭に並んでいても目立つ。お味は抑えめな甘味、芳醇な芳香とラズベリーチップの歯ごたえ(プチプチ感)。結構上質なのではないかと。すっきりさっぱり食べる。最近ラズベリーの商品を見かけなかったので、企業さんの頑張りをかんじたあかぐま。コンビニエンスストアはいち早く新商品が並び目を楽しませてくれる。この状況下でも商品開発してくださるのが涙ぐましく、うれしいかぎりだ。

2021年1月27日水曜日

どちらが好き?

  あなたはどちらが好きであろうか?チョコレート味のものと、チョコレートがはいったものと。

 あかぐまは寒い日、暖かい部屋でアイスクリームを食べることが好きだ。つめたい甘さが体温と室温でとけて夏場に食べるそれとは違うものに感じるのだ。さて、チョコレートはとても好きだ。しかしアイスクリームともなるとまた違った話になってくる。チョコレート味のアイスクリームはチョコレートとは全く別物であると感じる。そしてあかぐまはどちらかといえばチョコレートがアイスクリームに入っているものが好きである。チョコレート味のものは大人っぽい気がするのだ。それはそれで好きでショコラトリーが出しているアイスはココアの芳香とすっとした味わいがして美味しい。が、アイスクリームの温度で固まってパリパリとしていたり、塊だったり、ソースとしてだったりチョコレートがアイスクリームの味と混ざり合うとチョコレートが強く感じる気がする(その時のアイスクリームはバニラ味がいいと思う)。微妙だが全く別の味である。代表でいうと森永の”板チョコアイス”や”パルム”とかである。特にあかぐまはセンタンの”フロールカップ”が好きである。また、ココアクッキーが入っているのもいい。マックの”マックフルーリー”とかBen&Jerry‘sとかHaagen-Dazsの”クッキー&クリーム”もお気に入りだ。また、ココアクッキーやブラウニーでアイスクリームをサンドしたしたものこれはこれで絶妙である。最近では濃厚系のチョコレートケーキをそのままアイスクリームにしました!って商品もあったりしてとても試してみたい。

 今回こんな話をした理由である今日、暖かい部屋でいただいたのはChateraiseの”チョコバッキ― バニラ”。かなりパリパリチョコレートが入っている。チョコレート味のバッキーと迷ったがやはりバニラ味バッキ―で。チョコレートとアイスクリームの関係性でこんなに味が変わるのだっから迷ってしまう。うーむ、しあわせな悩みだ。



2021年1月24日日曜日

おともで添えたが、どちらも至福

 あかぐまは、3食チョコレートを食べる習慣がある。もはや食事みたいになっている。ワインやカフェのコーヒーみたいな至福の時間を楽しむ娯楽である。そこには、創造性を膨らませてもっとよりよく味わうためのおともをつける。ワインとチーズ、コーヒーとビスケットなどである。そしてあかぐまは、チョコレートにシナモン入りコーヒーかフレーバーティー(紀ノ国屋さんで売っているストロベリースパークリングがよくあう)、ホットチョコレートにチーズがお気に入りである。
 そんなある日、いつもの食料品店で買い物しているととちおとめが安く売っていた。艶々していて芳香が空気をおしのけてただよう。まるで買ってくれと言っているかのように。誘われるようにかごに紅いのをいれた。しばらく歩き、チーズをかごへ。かたまりのものを置いてくれるところは少ないのでありがたい。また歩くとふと目にとまる。この時期になると多くの食料品店で大量に輸入チョコレートを仕入れて安く店頭においてくれているところがある。だからこの時期が好きなんだ。手に取り見てみるとスペインのチョコレートだった。名前はしらないものだがスペインといえばチョコレート発祥の地だ。すごく気になる。”1852年創業”と書いてあるかなり古い(Lindtは1845年)。結構な種類が店頭にあったので食べ比べの意味もふくめ92%とクランベリーのものを購入。うれしいあかぐま。
 さて家に帰りお待ちかね至福の時間。今回は薄いコーヒーで。いちごが添えてあると華やかだ。いちごとチョコレートは季節柄もあると思うが一緒になっているものを見かけることが多い。いろんな形で一緒だ。いちごフレーバーチョコレートも好きだがフリーズドライのいちごをチョコレートでくるむのもいい。よく海外の人がSNSでアップしている写真では大きな生のいちごにカラフルなチョコレートをかけてゴージャスな贈り物になっている。そういば、LindtのLINDORヴァレンタイン限定フレーバーはストロベリーダークチョコレート…。では、ここで原点的”いちご”と”チョコレート”に立ち返ろうではないか、という気分になる。お供として買ったがいちごはあの小さい粒なのに目立つ味で華やかだ。チョコレートの強烈さに負けず劣らず。あのたまらない甘酸っぱさと、緻密で濃厚な甘み。だから一緒なのだ…と考えをめぐらせて、いつもながらひとり悦に入るのであった。



2021年1月23日土曜日

愛の戦いの歴史6

  いろんなデパートでかわいらしいチョコレートがきらきら並んでいる。最近では、チョコレートを愛の日の贈り物として選ばない人もいるが、やはり定番というとチョコレートになるのではないかと。つい先日この状況下に行列を見た。そのお店は”ミスタードーナツ”。みんなのお目当てはピエールマルコリーニのコラボ商品のチョコレートドーナツ。ヴァレンタインに向けての商品で1月8日から発売されて完売続出しているらしい。確かに真っ赤なハートのチョコレートドーナツや濃厚そうなチョコレートフォンダンドーナツは見た目華やかだし、ピエールマルコリーニのブランド名はすごく惹かれる。うまいことやったなと感心するあかぐま。

 商品はやはり見た目が大事だ。もちろん味がいいことが1番だが、知らない商品を手に取る理由と言ったらナイスな見た目だ。ヴァレンタインなんて贈り物重視だから特に見た目がものをいう。見た目重視のチョイスであかぐまは自分のためのチョコレートを検索する。”BEL AMER ベルアメール”…フランス語で”美しい苦み”。京都のショコラトリー。職人の手仕事だけあってパレショコラ(丸い板状のチョコレート)は色とりどりでかわいい。見た目重視。あかぐま的には”アップルショコラ 1512円(税込)”がりんご飴みたいで好きだ。お次はスペイン王室御用達の”CACAO SAMPAKA カカオサンパカ”。そこのラジョス(板チョコレート)の”ハートチョコ ベリー&ベリー1620円(税込)”。真っ赤な板チョコレートに真っ赤なハートが付いている。このインパクトに心鷲づかまれたあかぐま。後は定番の”JEAN-PAUL-HEVIN ジャンポールエヴァン”の”ショコラフランボワーズ アムール 789円(税込)”。こちらはケーキだが…真っ赤なハートの板チョコレートが…かっ、かわいいっ。ジャンポールエヴァンは超有名ブランドだし、どのケーキの見た目も味も最高なのだが、あえてヴァレンタイン限定商品で。

 チョコレートはとても見た目が大事だと思うあかぐま。特別なものだからこそ、パッケージも含めデザインが購買意欲につながる…とショコラトリーで商品を眺めてると感じる。多分計算されているであろうそのこだわりが、すばらしい。


BEL AMER、CACAO SAMPAKA、JEAN-PAUL-HEVINオンラインショップ参照。

2021年1月20日水曜日

愛の戦いの歴史5

 気が付けば1月の半ば。そんなこんなで2月が近づいてくる。なにをするわけでもないが、そんなことがうれしいあかぐま。チョコレート催事場をみたくて買い物のついでにうろつく。そうするときれいに包装されたチョコレートたちが凛としている。あのチョコレートたちは値段関わらず宝石みたいな特別感がある。そして大体その横には、ヴァレンタイン手作り派のためのかわいいラッピング等が売られている。手作り派も市販派もおなじぐらいの需要だからだろう。今の状況だと市販がいいのかもだけど…。

 Wikipediaで”バレンタインデー”について調べると日本独特のヴァレンタインデー文化の内容が出てくる。前に”なぜ日本独特のバレンタインデーができたのか”という内容をブログに乗せたが、そのはじまりの説は複数あるようだ。簡単に言うと

神戸モロゾフ説
東京で発行されていた”ザ・ジャパン・アドバイザー”1936年に広告を掲載。「あなたのバレンタイン(=愛しい方)にチョコレートを贈りましょう」というコピー。確認されている最も古い“バレンタインデーにはチョコを”の広告。
なお、モロゾフの本店があった最寄り駅の阪神御影駅、2013年に「バレンタイン広場」として整備されており、聖バレンタインゆかりの地とされるテルニ市から像が贈られる。

メリーチョコレート & 伊勢丹説
1958年2月に伊勢丹新宿本店で「バレンタインセール」というキャンペーンを行ったことを重視する説。
森永製菓説、伊勢丹説
1960年より森永製菓が「愛する人にチョコレートを贈りましょう」と新聞広告を出し、さらに伊勢丹が1965年にバレンタインデーのフェアを開催し、これがバレンタインデー普及の契機となったとする説。

ソニープラザ説
ソニー創業者の盛田さんは1968年に自社の関連輸入雑貨専門店ソニープラザがチョコレートを贈ることを流行させようと試みたことをもって「日本のバレンタインデーはうちが作った」としている。

 ということだそうだ。こんなにあるのかと驚いた。当時恋愛で結婚することがほとんどなかった。そこで愛の日を定着させ、しかも女の子の方から愛を告げるという機会を設けたらしい。そもそもチョコレートを贈るっていうのは上記のどれかの企業(忘れてしまいました…すみません)の社長がフランスで営業している知人との手紙のやりとりで”ヴァレンタインデーという風習があって、チョコレートなどの贈り物を愛する人に贈る文化である”と書いてあり、”これだっ!!”と、その”チョコレート”の部分だけ印象にのこってしまったそうな。

 この日本の大きな文化は曖昧の元、大きな時代の流れにしたがったものなのだ。どの説にしても、チョコレート企業の皆さん、今日までありがとうございます、と思うあかぐまだった。

Wikipedia、バレンタインデー参照。

2021年1月18日月曜日

愛の戦いの歴史4

  だんだん、ショコラトリー以外のお店もヴァレンタインデーのハートがふわふわしてきた。それは、1月20日からサロン・デュ・ショコラが新宿伊勢丹で開催されるからかなと思うあかぐま。それに合わせてほかのお店も催事場が催される。まぁ、この状況なので例年の盛り上がりにはならないだろうが。ネットで昨年のサロン・デュ・ショコラをしらべてみるとチョコレートより群衆の写真がいっぱい出てくる。…恐るべしチョコレートの力。その場はすごい熱気だろう。そりゃあ、才能あるショコラティエ達がこのお祭りのため創り出したチョコレートを味わえるなんて、チョコレート好きにはたまらないだろう。そうでなくても日本のヴァレンタインデーはチョコレートの愛であふれるのだ。この状況だが愛の雰囲気を味わいたいあかぐま。

 サロン・デュ・ショコラとは関係ないがその雰囲気に便乗して、SNSで色々チョコレートを調べていた。いいなぁと思ったものがいくつかあった。”louange tokyo(ルワンジュ トーキョー)”、六本木のチョコレート他、ケーキのお店だ。そこではかわいいテディベアのケーキが有名でほかのケーキも目に印象を焼きつけて心を離さない、美しいものばかりでプレゼントにぴったりだ。だがそこの正方形のチョコレートケーキに真っ赤なバラと大きいハートが乗っている”ユルティムショコラ ブラン”というケーキ。お値段17000円(税抜)。見るだけでドキドキする。お次は、スペイン発”bobu barcelona(ボブ バルセロナ)”。2005年にできたショコラトリー。シックでおしゃれ。そこで気になるのは、彫刻のような立体的で多面的、大きいハート型のチョコレート、”チョコスカルプチャー ブレイクマイハートスモ-ル”。お値段4212円(税込)スカルプチャーは彫刻という意味で、大きなハートを割ると小さいハートのチョコレートがいっぱい出てくる、ちょっと残酷実があって夢のあるチョコレート。もう1つは"criollo(クロリオ)"洋菓子店だ。そこの”プロポリス お値段1350円(税込)”という結婚指輪のボックスみたいな箱に、真っ赤なハートが1粒、輝くジュエリーのようなチョコレート。プロポリスとは蜂が巣作りに必要な樹液などを採集し、分泌物と合わせて作り上げた美容成分。そこに蜂蜜を混ぜ合わせたという代物。普通のボンボンショコラより少し大きめ。愛の結晶だ。

 と、特に気になるものをあげてみた。まだほかにもあるがキリがないので、今回はここまで。熱気こもったこの時期の熱意こもったこの結晶たち…検索の旅はまだ続きそう。あかぐまの戦いである。











louange tokyo、bobu barcelona、criollo公式サイト参照。

2021年1月15日金曜日

闇夜の味

  カカオの味は独特だ。その味に酔いタバコ、ワイン、コーヒー、紅茶などとおなじように嗜好品だ、と思う。健康にいいということで、今ではハイカカオ(カカオ含有量70%以上のもの)のチョコレートは当たり前だが、2007年頃の最初のハイカカオブームが起きる前はお目にするのも珍しかった。カカオポリフェノールが身体にいいという前にカカオは美味しい。日本のメーカーでは1997年に森永の”カレ・ド・ショコラ”、翌年に売り上げトップの明治”チョコレート効果”、外国ではLindt、1989 年に”エクセレンス 70%カカオ”を発売していた。

 あかぐまはLindtの”エクセレンスシリーズ”が大好きだ。お店では70、78、85、90、99%が売っている。驚くべきことに砂糖の量だけの違いだけでなく味がまったく別ものなのだ。それまであんまりハイカカオに興味がなかったあかぐまだったがエクセレンスを食べ比べてその魅力の虜になった。繊細な香りや絶妙な砂糖とカカオと香りの配合、脳の神経に語り掛けてくる感じ…感動のひとこと。そんなこんなのある日、外国のSNSで”エクセレンス カカオ100%”があるの知った。99%でさえ、他のパーセンテージとは別物の風味がしたのに100%の味がすごく気になった。食べたーい、しかしLindtのお店では取り扱っていない…。残念におもってあきらめかけていた矢先、まさかふらりと立ち寄った紀伊国屋さんでその姿をお目にかかることができました!!即購入、帰宅後すぐに食す。味は一言でいうと純カカオ。香りも芳醇だが、他のパーセンテージより薄い計算された厚み、板目。漆黒の美しさ。成分表示もカカオマス、ココアパウダー、ココアバターというシンプルさ。口いっぱい広がる苦み下にスモーキー感があらわれ、後にじんわり脳にまで広がる余韻…。闇夜に味があるとすればこんな感じなのではないかなと思う。これは健康にいいとかいうより娯楽の世界。ワインはもちろんミルクティーにあいそうだ。料理のスパイスにもなりそう、そんな味だった。700円(税抜き)と少々お高めだったが違うチョコレートの世界がそこにはあった。Lindtのメートルショコラティエの突き詰めた結晶。他にもないかとsnsを調べてみると日本で売られていないハイカカオパーセンテージがあそうで、すごく興味そそられる…。ただただのLindtの世界にめりこんでいたいあかぐまだった。










日経クロストレンド参照。

2021年1月12日火曜日

愛の戦いの歴史3

  ヴァレンタインは愛の日。愛の象徴としてあのマークがよく登場する。シンプルなデザインしかし、目について記憶に焼き付く。しかも、見ている人間に感情にまで作用するシンボル…”ハート”だ。

 あかぐまは気になってGoogleさんでこの”ハート”を検索したところ、もちろん心臓の意味をあらわすそうだ(医療、宗教など)。宗教的に”御心”の意味だが、キリスト教ではたくさんの絵に真っ赤な”ハート”が描かれている。”御心を捧げる”だったり”心”が動いた様子を”ハート”で表している。フランシスコザビエルの肖像のハートはとても目に付く。のみならずエジプトは”意識の中心”、”命そのもの”。そしてもともと古代ローマでは葉っぱや果実の形として模様に使われていたし、そのころのトルコでは売春宿の看板に使われていたらしい。また、”ハート”がついているもので定番といえばトランプだ。そこでの意味は”心臓”、”愛”、”杯”の他にもともとは職権階級で”聖職者”、”僧侶”、最も高い位置に価するらしい。これはフランスで生まれた。

 日本では”猪の目”として魔除けに神社に使われていたり古墳でも発見されている。”菩薩樹の葉”の形でもあるし、”ハート”は幸運を呼ぶ形として扱われていた。有名なものでいうと伊藤若冲の鳳凰図の羽の”ハート”や与謝野晶子著書”君死にたまふことなかれ”の文庫の表紙も”ハート”型に女性の横顔である。

 さてこの”ハート”の形、海外では3世紀頃から女性たちの贈り物のモチーフとして愛されていたらしい。また、ヴァレンタインデーがキリスト教の祭日であるならば”心を送る”モチーフとして”ハート”型が贈り物になるのはごく当たり前の成り行きだったのだろう。日本で愛の象徴”ハート”型のチョコレートをヴァレンタインデーに合わせて初めて作ったのは1959年とチョコレート・ココア協会ホームページに書いてあるが、不二家で有名なあの真っ赤なパッケージ”ハートピーナッツチョコレート”は1935年につくられていたらしい。それで80年たった今でも作り続けているのだから、恐るべし…。やはり”ハート”は人の心を動かすのだ。

 いまでは”ハート”=”かわいい”だが誰でも知っている”ハート”=”愛”だ。愛の日、ヴァレンタインデーに”ハート”型チョコレートがいっぱいあるが、あれは”心動かす”商売戦略であり”愛”を形にしたものであり、”見た人を幸せにする”象徴だ。あかぐまは思う、”ハート型チョコレート”はショコラトリーから送られた”愛の形”だと。その”愛情”をうけとり食べなくしてなんとしようか、と。










Google検索”ハート 歴史”参照。

2021年1月11日月曜日

愛の戦いの歴史2

 基本、あかぐまは自分のためのヴァレンタインである。欲望的に忠実…である。幼少からヴァレンタインの習慣はあり、本命よりも友チョコをあげる、あげないで女の子たちはにぎわっていた。日本では女の子の行事である。

 あかぐまはいつも思っていた。なぜ贈りものはチョコレートなのか、なぜ女の子が男の子にあげるのか(自分自身で買って食べたい…)?いつもお世話になっている、チョコレート・ココア協会が教えてくれました。

  • 1958年(昭和33年)2月メリーチョコレート会社(東京)は新宿・伊勢丹の売り場に「バレンタインセール」と手書きの看板を出した。3日間で売れたのは30円の板チョコ5枚と4円のカード5枚だけであった。
  • 翌年ハート型チョコを作った。「女性から男性へ」という殺し文句を作ったのもその頃だ。
  • 1992年に聖バレンタイン殉教の地イタリア・テルニ市から神戸市に愛の像が送られた。神戸が日本のバレンタインデー発祥の地と分かったからという。
  • チョコレート会社「モロゾフ」(神戸)は1936年(昭和11年)2月12日に、神戸で発行されていた外国人向け英字新聞にバレンタインデー向けチョコレートの広告を出している。

 ちなみに、森永製菓さんが昭和30年後半にマスコミを巻き込み大々的に広告。ヴァレンタインデーにチョコレート買ったら豪華景品!とかハートのチョコレート!とか”ヴァレンタインデーに女の子が男の子に!贈り物はチョコレート!”など各会社が販売戦略したそうな(それまで女の子から告白する風習がなかったんじゃないのかな…と)。今日、日本では愛の告白の日よりチョコレートを周りの人に感謝おこめて送る日が定着している。しかし、海外のドラマ、映画をみると男性が愛する女性に花束や贈り物をし、ディナーをして熱いムードを漂わせる。アメリカでは義理も友もチョコもホワイトデーもないらしい。映画”Sex and the city”の映画でサマンサが恋人スミス・ジェロットを罵倒して出て行ったあと、彼がハートの箱をカバンから取り出していたのを覚えている。日本は日本らしい風習がかなり根付いているようだ。やはり宗教的なものが関係しているのかな。いや、日本の企業が戦略を行った結果ともいえる。今では欠かせない行事で、チョコレートが主役なのは殊更うれしい。他人に送るのはもったいない気がするショコラトリーや企業の努力の結晶。見る喜び、食する褒美、あかぐまは”ヴァレンタイン最高!”である。













チョコレート協会サイト参照。

2021年1月10日日曜日

愛の戦いの歴史

  年が明けました。年初めになったらもう、あの日のために心準備するあかぐま。いよいよ、チョコレートが市場にあふれかえりその色とりどりの品物が目を誘い、芳香に酔いしれる想いを寄せる…ヴァレンタインデーである。

 そもそも、愛をたしかめあう日ということで赤いハートがあちこちとんでいる。そしてチョコレートや贈り物のたぐいが街でちらつくのだ。最近は大人っぽくハートとかどぎついピンクや赤は抑えめのようだし、チョコレートも贈り物としてあげるのはありきたりだし好みがでるしという感じで、モールなどのチョコレート催事場は縮小している…しかしあかぐまは、ヴァレンタインでハートとチョコレートが飛んでる雰囲気が好きなので、積極的に楽しみたいのだ。何よりいろんなお店がチョコレートに全力をだす。みているでけで幸せだ。

 ヴァレンタインデーはキリスト教徒の愛の誓いの日だが、もとはローマ神話、主神ユーピテルの妻であり、最大の女神で結婚の神ユーノーの祭日だった。一方キリスト教では、ローマ帝国皇帝・クラウディウス2世は、愛する人がいると兵士の士気が下がるので、兵士たちの結婚を禁止した。司祭ヴァレンタインは、結婚を禁止されて嘆き悲しむ兵士たちを憐れみ、彼らのために内緒で結婚式をしていた。やがてその噂が皇帝の耳に入り、怒った皇帝は二度とそのような行為をしないようウァレンティヌスに命令した。しかし、ヴァレンタインは命令にしたがわないので、彼は処刑された。その日は、ユーノーの祭日である、2月14日。最初は彼の死を悼む日であったが、14世紀ごろから若者達が愛を伝え合う日になったらしい。

 あかぐまは愛を分かち合うことはしないが、愛は好きだ。愛を現す形が好きだ。そして、愛を託すチョコレートが好きだ。SNSではチョコレートの商品広告が、ショコラトリーにはもうヴァレンタイン商品がたちならんでいる。しかし、この状況下。ヴァレンタインデーは…チョコレートは通常どうり売られるのだろうか…健闘を祈る。









Wikipediaバレンタインデー、チョコレート協会サイト参照。

2021年1月5日火曜日

追求する味は無限大

  チョコレートは不思議だ。チョコレートというカテゴリーの中にたくさんの種類がある。多分無限大。カカオの種類だけでも味が変わり製法、合わせる素材でもかわる。それを導き出すためにショコラティエ達、チョコレート企業は追求し続けるのだろう。

 ちなみにあかぐまはスパイス入りのチョコレートが好きである。3年前くらいにmeijiがやっていた100% chocolate caffe(閉店)に胡椒入りのチョコレートを購入してひとめぼれだ。チリ味も一癖あって好きである。あとは恵比寿の猿田彦コーヒーcaffeで売っていたシナモン入りのチョコレートもよかった。その他、ナッツはそのままでもフレーバーでもぴったり。フルーツも王道のベリー系やシトラス系、南国系。生のものにつけてもドライフルーツでも、ホワイトチョコレートをその味にしても…。あとは、ジャパンテイストで抹茶は定番、最近はほうじ茶が人気かな。お酒、紅茶、コーヒー、そしてスイーツ。モーツァルトが描かれたマジパン入りチロルチョコは結構おいしいかったのを覚えている。なめらかなチョコレートとクッキー入りのザクザク感は癖になる。

 おなじテイストでもブランドごとに味が変わる。きりがない。だから”すごくおいしい!また食べたい!!”なんてものにあえるのは奇跡的。創り出す側も追求だが、食す側も探求しなければならない。だから今日もあかぐまはチョコレートを食べる。




 

2021年1月3日日曜日

おいしいロケットあつめ

  幼少期のあかぐまが特にはまったチョコレートがありました。美味しいロケット、アポロである。meijiのストロベリー味のチョコレートはしっかり甘みと酸味がして好きだった。鮮やかなピンクのチョコレート。箱のあのサイズ感も好きで、パッケージにいちごいっぱいつかわれてるのもすごくキュートだ(meijiはいちごの使ったパッケージがすごくうまいと思う)。アポロの発売当初は横長の箱にチョコレートが見えるようなパッケージだったらしい。すごくおとなっぽい、未来っぽい感じだ(宇宙船アポロ11号にちなんでかな?)。

 のめりこむと、深みにはまるあかぐまだが、アポロをことあるごとに食べてグッズもかなりりあつめていた。当時、子供の文具売り場やファンシーグッズショップにたくさん置いてあり、筆箱、鉛筆、消しゴム、歯ブラシなどなど…全面いちご柄の模様、ちいさいアポロチョコレートのマスコットが手元にあることが幸せで仕方がなかった。いまでも捨てられずコレクションしてある。

 meijiのチョコレートは子供が喜ぶチョコレートがいっぱい。幼いころからずっと心つかんで離さない。いまじゃ、子供のころの思い出のためおとな版アポロもできている。あのキャッチ―な見た目は堂々と看板娘の役割を果たしている。さすがmeiji。今になってもあの心くすぐるチョコレートを作ったことをすごいと思うし、いまでも持続させてかわいさを誇っている。いやそのかわいさが存続させている理由かもしれない。













meijiアポロ商品紹介サイト参照。

2021年1月1日金曜日

ベイクドブレイクタイム

  チョコレートの香ばしいさがとても好きであるあかぐま。そしてチョコレートは、焼き菓子にするとその香ばしさはまた違った形であらわれ、風味が増されると思う。違う記事で話したことがある気がするが、チョコレート焼き菓子はよりチョコレートに近いものが好きである。そう、幼いころあかぐまは、ケーキでチョコレートといえばチョコレートクリームのかかったものしか知らなかった。そして作ってもらっていたあかぐま家、自家製のココアクッキーは濃厚で大好きだった。それに近いヴラウニーに出会ったときとても感動した。

 それから濃厚なチョコレートケーキ…ガトーショコラ(フランスでは焼いたチョコレート菓子全般を言うらしい)、フォンダンショコラ(フランス)、ヴラウ二-(アメリカ)、ザッハトルテ(オーストリア)が好物となっている。あの苦みと香ばしさ、バターとチョコレートの重なり、焼き菓子特有のしっとり感とチョコレートみたいな濃厚さがはまるきっかけだ。

 焼き菓子は基本、お店で頼むとき上記のもの以外ではチョコレート味のものではなくチョコレートチップの入ったもの派であるが、ラメゾンデュショコラのチョコレートフィナンシェは別物。あのおいしさは本当に感動した。その日、同居人ぬぴさんと休憩がてらにラメゾンデュショコラにいった。あかぐまはマルコポーロを頼み、ぬぴさんはコーヒー。そしてコーヒーについてきたそのチョコレートフィナンシェはそれまで食べたチョコレート味のそれとは違っていた。これほど焼いた生地とチョコレートが見事に調和していたものにあったことがなかった。”ケーキがチョコレート味”より”チョコレートがそのままケーキになった”が好きなあかぐまだが、あぁ、こういうことかと納得してしまった。それからというものの、別のお店でチョコレートフィナンシェを見るとあの味を思い出してつい買いたくなってしまう…休憩のお供に。




あけましてのくちどけくらべ

  かがやかしい初の日。あの輝きは何度見ても…だ。日はいつだって昇っているがこの日は、冷たい澄んだ空気の中で特別なものみたいに見える。やはり習性なのか1月1日という日は何でもおめでたくなってしまう。

 さて、本日は何でも素晴らしくエフェクトがかかる。そんな日に食べる初チョコレートは特別感が増すってことだ。美味しくおせちをいただいた後、待ちにまったチョコレートタイム。こんな時には輝くまぁるい日、あけたときにほどけるくちどけを賞味したい。Lindtのリンドールは本当に極上のひとときを与える。包みをあける時、口に入れた時にひろがるミルクの芳香。密度の高い滑らか舌ざわり…とあげればキリがない。なので今回は違う角度でリンドールを賞味しようかとあかぐまは考えた。Lindtのミルクチョコレートは素晴しい。その中でも代表的なものがリンドール。そして、そのリンドールは様々な形で売られている。それをあかぐまなりにくらべてみようかと思う。

 まず、定番のリンドール。丸いかたち。キャンディの包み。そもそもリンドールはシェル(殻)とフィリング(中身)の2層でできており、ルドルフ・リンツの開発したコンチングでLindtのチョコレートはまろやかでいいが、さらにくちどけいいものになっている。一口サイズより少し大きい。キャラメルのような濃厚さで独自性がある。そのため一粒で満足感があり、甘さが口いっぱいにひろがり余韻がながい。

 次にリンドールのシングルス。板チョコのように紙箱に入っており形は角がない四角で個別に切り分けられている。一口サイズ。リンドールなので2層になっている。味は丸いリンドールと変わらないが、個別に切り分けられるため、量が調整できる。ブレイクタイムのお供にいいのかなと。

 リンドールのスティックタイプはプラの包装で四角く棒状。こちらは板チョコのように割るタイプ。リンドールの濃厚さを手軽に持ち、運べる。ただ角と厚みがあるのでくちどけ感が若干よわいのかなと。

 リンドールのカレ。日本ではクリスマス限定で売っていた。正方形、彫がきれい。個別包装でちょっと高級感がある。サイズ感、厚みもちょうどいいが量が多いのでギフトむき。

 おまけにエクセレンスのエクストラミルク(カカオ30%)。板チョコレート。こちらは匂い、ミルクの風味、クリーミー感、甘味、くちどけを味わいやすい。温度で味が変わるような気がする。シンプルに高級感あるLindtのチョコレートそのものを味わえるので飲み物と合わせたくなる。

 おまけのおまけ、スイス・シン ミルク。かっこいい紙箱のパッケージ。すごく薄い正方形のチョコレート。リンツロゴも彫ってある。パリッとした触感からのすぐにとけるおもしろさある。

 おまけのおまけのおまけ、スイスクラシック ミルク。板チョコレート。これぞTHEミルクチョコレート。厚みがあるため食べ応えがあり、ミルクがしっかり味わえる。

 と感じたことを書いてみた。同じブランド、みんなミルクチョコレート、しかし掘り下げれば掘り下げるほどいろんな違いがある。そのこだわりがすごくいいと思ってしまう。気分や用途でえらべるこの贅沢。その日によってあけるチョコレート、めでたいめでたし。