2021年1月24日日曜日

おともで添えたが、どちらも至福

 あかぐまは、3食チョコレートを食べる習慣がある。もはや食事みたいになっている。ワインやカフェのコーヒーみたいな至福の時間を楽しむ娯楽である。そこには、創造性を膨らませてもっとよりよく味わうためのおともをつける。ワインとチーズ、コーヒーとビスケットなどである。そしてあかぐまは、チョコレートにシナモン入りコーヒーかフレーバーティー(紀ノ国屋さんで売っているストロベリースパークリングがよくあう)、ホットチョコレートにチーズがお気に入りである。
 そんなある日、いつもの食料品店で買い物しているととちおとめが安く売っていた。艶々していて芳香が空気をおしのけてただよう。まるで買ってくれと言っているかのように。誘われるようにかごに紅いのをいれた。しばらく歩き、チーズをかごへ。かたまりのものを置いてくれるところは少ないのでありがたい。また歩くとふと目にとまる。この時期になると多くの食料品店で大量に輸入チョコレートを仕入れて安く店頭においてくれているところがある。だからこの時期が好きなんだ。手に取り見てみるとスペインのチョコレートだった。名前はしらないものだがスペインといえばチョコレート発祥の地だ。すごく気になる。”1852年創業”と書いてあるかなり古い(Lindtは1845年)。結構な種類が店頭にあったので食べ比べの意味もふくめ92%とクランベリーのものを購入。うれしいあかぐま。
 さて家に帰りお待ちかね至福の時間。今回は薄いコーヒーで。いちごが添えてあると華やかだ。いちごとチョコレートは季節柄もあると思うが一緒になっているものを見かけることが多い。いろんな形で一緒だ。いちごフレーバーチョコレートも好きだがフリーズドライのいちごをチョコレートでくるむのもいい。よく海外の人がSNSでアップしている写真では大きな生のいちごにカラフルなチョコレートをかけてゴージャスな贈り物になっている。そういば、LindtのLINDORヴァレンタイン限定フレーバーはストロベリーダークチョコレート…。では、ここで原点的”いちご”と”チョコレート”に立ち返ろうではないか、という気分になる。お供として買ったがいちごはあの小さい粒なのに目立つ味で華やかだ。チョコレートの強烈さに負けず劣らず。あのたまらない甘酸っぱさと、緻密で濃厚な甘み。だから一緒なのだ…と考えをめぐらせて、いつもながらひとり悦に入るのであった。



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