2021年3月30日火曜日

愛のサイズ感3

 パッケージデザインには、結構感心があるあかぐま。目を引く見た目は重要だ。老舗のもので、絶対美味しい!などの保証付きなら話も変わってくるだろうが、売り出したい商品なら絶対…だろう。
 それに、その商品の見た目がいいと感じたら、それはその人にとって(ミラー効果もあるだろうが)見ているだけで心洗われ、手に取るだけで幸福感を与えるだろう。見ただけでしあわせって、すごくない?と思うのだ。それで、しかも美味しいっていったらもう…絶頂である。だから、Lindtのリンドールをみている事が好き、という話になるのだが。最高級の口どけのチョコレートのきらきら輝く色鮮やかな包みをほどく、その行為がしあわせに導かれる為の物語。その演出こみであかぐまは、Lindtに贔屓目だ。まぁ、他のショコラトリーの品々も当たり前だが、宝石ばりに輝き誇り高く綺麗な箱に鎮座している。だから、チョコレートが好きなのだが。
 パッケージでいいうなら‘チャーリーとチョコレート工場’のウォンカのめちゃうまチョコレートバーのパッケージも派手で食欲そそられた。お馴染みHERSHEY'Sのパッケージはそのかわいさからコスメにも、用いられている。キラキラのブラウンアイシャドウはまさにチョコレート。アポロチョコレートはお洋服の模様についていてちょっといいなとおもったり…などチョコレートパッケージの力はあかぐまにとって偉大。
 特にあかぐまの場合は、その見た目綺麗なパッケージを購入するのも好きだが、自分で作る(?)となおいっそう自分の物にした感があり、欲求が満たされる。だから、作る。


花見のしあわせ

 太陽の光を幹にいっぱい浴びながら、花びらは舞踊る。トンネルみたいな桜並木がちょうど家の土手沿いにある。こうなったら花見だ、花見。桜の花の色でもあるピンクは、心優しく暖かなしあわせな気持ちにさせる効果があるらしい。暖かさも手伝って頭の中もぽかぽかしてしまう。だから、こんな時はアイスクリーム。冷たさが気持ちよく、甘ったるさがしあわせを助長される。
 今回いただいたのは、"森永乳業PARM"のココアクッキー&チョコレート。コーティングチョコレートにココアクッキーが砕いてある。なかのバニラアイスクリームは生チョコソースが入っている。ザクザク食感となめらかアイスクリーム。けっこう大人な味わい。もうひとつは、"アイスの実。大人のミルクショコラ"。なぜこれが買いたかったかというと、フローズンショコラだから。フローズンショコラの存在は、明治がサロン・デュ・ショコラにだしてはじめて知って、凍らせたチョコレートなんて美味しそうじゃないか!っと、感じた。ても売り出されていたのは、2019年というから残念。それが江崎グリコさんが発売してくれました!いやぁ、おいしかった。口中の熱で溶けるカカオ感。フローズン生チョコみたいな。
 ほの暖かなとろけるしあわせ。に気持ちいいつめたさがかさなる。花を見ながら、夢心地。また、ぜひやってみたい。



2021年3月22日月曜日

うさぎさん大量発生

 日本市場のチョコレート企業はそうでもなさそうだが、海外のチョコレート企業界隈(特にLindt)はイースターのうさぎさん、エッグチョコがいよいよ大量発生してる。
 季節の変わり目に、抜け目なく新商品をぞくぞく出されてる100円ショップさんも、2月15日からイースター商品をだしていて、まだイースターにもなっていないのに、パステルカラーのたまごやヒヨコさんのその姿が、消えている。対照的に、海外LindtのSNSは看板商品のゴールデンバニーとエッグチョコ推しである。スイスのスキー場にすごくおおきなバルーンでできたゴールデンバニーがいたり、金色の車体にうさみみ付きのゴールデンバニーcarなるものが本社にあるらしい。恐るべし、ゴールデンバニー愛。そもそも、ゴールデンバニーは1952年にLindtのメートルショコラティエの幼い息子が、遊んでいるときにうさぎに出会い、いなくなって悲しがったためメートルショコラティエがうさぎさんチョコレートで作ったのだとか。日本のLindtさんも3月16日頃からかわいらしいエッグチョコ商品、1kgゴールデンバニー等がまた新しく店頭に並んでいた。あかぐま的には、その輝くばかりのうさぎさんやたまごの大量発生に嬉しくおもうばかりだが、宗教的にあまり関係のない日本と本場海外では、盛り上がりかたが全然違うなと仕方ないことを感じる。いや、本場スイスLindtの盛り上がりかたが宗教的それとまた違う意味で、白熱してる気がする。愛情の熱が伝わってきてこっちまで嬉しい。遠い東の国でチョコレートをかじりつつ、SNSで楽しもうとあかぐまは思う。














Lindt、SNS参照。

2021年3月21日日曜日

またいつか

 ちょい混みのLindtの店内にはいりこみ、席を確保。そしてレジにて期間限定フォンダンショコラとアイスティを注文。できあがりまで席でひと息。そう、どうしても3月末でフォンダンショコラが終了してしまうため期間中にもう一度、食べたかったのだ。あの、おおきなLindtのロゴマークのダークチョコレートがのっていて、スプーンでおすととろっ、とろける、ココアの苦味が口のなかでひろがるあのケーキ。11月頃、食べて以来あの味が忘れられない暖かい至福。さすがLindtさん。心を掴み離さない。前回までは、味が選べるムースがついていたらしい。それはそれで食べてみたい。次の冬季までさようならだ。
 何年か前に、銀座の”テオブロマ”ではじめてのフォンダンショコラに出会いその美味しさに感動した。しっかりしたカカオの美味しさ。暖かいとろっとしたケーキに、濃厚な色合いと匂いで既にイチコロだったが。
 ちょっと季節外れだがこの時期にいただくというものも、乙というもの。このケーキを思い出し、また会える日を想い、またいつか。

2021年3月17日水曜日

ふんだんの朝食

 パンは好きだ。あまり買わないけど。しかしそんなあかぐまだが、昔、近所にセガフレールがあって、行くだけでパンのバターの香りに包まれるその場所で朝、温められたチョコレートクロワッサンと、大きめのポットでなみなみのホットティーをいただくのが日課だった。あの、先のところまで香ばしく噛むたびにバターあふれるサクサククロワッサンと、とろけたチョコレートの見事な絡み合いが癖になるのだ。あのパンはなんでもない日を、いい日にかえる力があった。
 さて、そんな話からはじまる朝食のはなし。板チョコレートはそのままいただく派のあかぐまだが、幼い頃、事あるごとにその板チョコレートをふんだんに使って割って食パンに綺麗に並べて焼くというチョコレートパンを朝食べていた。日本のチョコレートは独特な味が、焼くとその味わいが変わるのだ。濃厚さが増すというかなんというか。それがパンと混ざってたまらない気持ちにさせた。同居人ぬぴさんの職場の人から明治ミルクチョコレートをもらってきたので昔のたまらない記憶も手伝ってあのパンを朝、つくる事にした。パンとチョコレートを焼くと匂いが部屋いっぱいに充満する。チョコレートのいい匂いが熱されることにより、熟されたみたいに香りが増し、パンの焼ける匂いがそれを手伝う。このパンのいいところはすぐできるところ。暖かいうちに食べる。食感もまた別物になり外は焼けて固くだが、歯があたるとホロッと崩れ、とろけたチョコレートがパン生地と混ざる。あぁ、たまらん。今回は板チョコレートだが、粒のチョコレートだとチョコレートのまわりだけこげてなかはとろっとろっ、になる。それはそれでおすすめ。ふんだんに使ったチョコレートは普段とは違う朝をくれる。それは昔の記憶もあるかもだが。いい朝をいただきました。ごちそうさまでした。


2021年3月15日月曜日

お金を食べる幸福感

 駄菓子屋が珍しくなった今でも、あの世界観に愛着があるあかぐまは、何処かしらのモールにあると用もなく覗く。賑やかな色合いのおもちゃとお菓子はとても可愛い。あの時代を感じるチープさもたまらない。マーブルチョコや、サクラ大根、わたあめ…。そして、いつも手にとってしまうもの…コインチョコレートだ。
 チョコレートをイメージすると銀紙のきらびやかさが思いつく。あの銀紙は光によって油脂の劣化を防いだり、芳しいチョコレートの匂いにつられた来た虫除けにもなっているのだ。コインチョコレートはその銀紙をうまく利用したといっていい。もっていても満足感があるのに、あのきらきらは遊び心くすぐられる。宝物で、その宝を身体に取り込むのだ。おいしい付加価値がつく。よくファンシーショップにも量り売りのお菓子が売っているが金塊とコインチョコレートがあっておもわず買ってしまったことがあった。ナショナルスーパーにもイタリア産のコインチョコレートがいつもおいてあって、子供たちがむらがっていた。そしてLindtにもある。オリンピック記念につくられたおおきなメダルチョコレート。最高級のミルクチョコレートがおおきな金色のアルミにつつまれて、それを剥いてかじったお味は、幸福感と満足感。残念ながら期間限定ものなので、二度とお目にかかることはできないだろうが。しかし、Lindtにはおおきさは小さいが厚みのしっかりしたコインチョコレートもある。あれを袋や箱にいっぱいつめたらどんなに楽しいだろう。あまい芳しいコインの宝箱。それは輝きをはなっている。輝くチョコレートはそれだけで特別だ。




2021年3月7日日曜日

白い添人

 あの子はちょっと特別な存在。色のしろいあの子、まったく栄養素がないらしい。健康的効果もなし。チョコレートなのに茶の艶やかさをだすカカオははいっていない。あの子の素材はココアバター、砂糖、ミルクでできている。カカオマスの苦味がない濃厚な乳のあまさが舌に絡み付くのだ。そう、あの子はただあまく、とろかすだけなのだ。
 あかぐまは、あの子をすばらしいカカオ成分がはいってないからといって軽んじてはいないが、幼少のころはそんなにあの子を単体で食べなかった。あの子、よりあの艶っぽいチョコレート色と味が好きだったのだ。そう、歳を重ねてふたたびあの子と出会ったのだ。
 もう、お馴染みだがその素晴らしさに気がつかせてくれたのはlindtさんのエクセレンスシリーズ(板チョコレート)のあの子だ。ミルクチョコレートの乳とは違った味わいのクリーミーさ。そのミルクがあまさと混ざりあい、そこに重なるマダガスカルヴァニラの風味。ただの砂糖のあまさではないのだ。そして、驚いたことに、後味がとてもさっぱりしているのだ。すーっときえてのこらない。なんと引き際を心得ているのだろう…。感動、の一色だった。そこから、あの子に注意を払うようになった。
 あかぐまはふと、思う。あの子は、チョコレート色しているものよりも口溶けが肝心。健康の糧にはならないが、脳に心地いいものと安らぎをあたえ、それに嵌まる人があるのではと感じる。職場にあの子が好きな人がいたのだが、なんとなく最初はそれが新鮮で、おもしろく感じた。しかしながら、あかぐまはあの子の素晴らしさに出会い、あの子のを好きな事で、職場のその人が素敵にみえた。あかぐまの単純極まりないことは重々承知だが、あの子のなんとも言えないよさがわかるその人の評価をあげたのだ。
 最近、あかぐまはかなり珍しく高熱をだした。測らなくても分かる熱い体温が、身体のあちこちに痛みをはしらせる。風邪の嫌なところは味が分からなくなるところだ。大好きな味も味気ないものにしてしまう。だからその前、熱があがりきる前に好きな味を口にのこしておきたい。欲が手を伸ばさせた。選んだのはあの子。あのココアバターとミルクのあまさがあかぐまの鈍った舌をつつみこんだ。しあわせだ。あの子は、チョコレート健康ブームの外にいる。あまりその界隈では目立たない。でも、その時のあかぐまにとって貴重な、やさしい栄養だった。




2021年3月3日水曜日

愛らしいその姿

 午後に柔らかな心地で、ティータイムにするかと、あかぐま。冷蔵の箱から箱を取り出す。そこに、かわいらしくはいったマカロンが並んでいる。人間は本能的に丸いものが素敵にみえるとか。壊れやすく儚く愛らしい。マカロンには‘ティータイム’という言葉がよく似合う。マカロンという存在が合う言葉を選んでいるようだ。いや、それだけではなくマカロンは置く皿や食べる時間帯も気をつかわなければという気持ちにさせる。
 マカロンはイタリアから発祥しベネチアン地方の方言で‘繊細な生地’という意味。その口溶けは他のお菓子では味わえないもの。そしてマカロンは、よくショコラトリーに置いてあり、それは間にガナッシュが挟んであるからだろう。まるで、宝飾品のように並んでいる。はじめてショコラトリーで食べたマカロンはラ・メゾン・デュ・ショコラ。あの口溶けとマルコポーロの絡み合いは忘れられない。
 さて、今回頂いたのは、Lindtのダーク70%、ミルク、ホワイトチョコレートのお味。Lindtのマカロン一番人気のものらしい。他にも同居人のぬぴさん、もちさん用にストロベリー、期間限定サクラ、サクラリーフ、とても美味しいLindtのサブレを購入した。
 お味はというと、ラ・メゾン・デュ・ショコラよりさっくりしていてダークは奥深くさっぱりしていて、人気だということが分かる味わい。ミルクはマイルド甘味がしっかり、ホワイトはとてもクリーミーでミルクの香りが噛むたび芳醇だった。すごくマカロンは軽いのに、心にずっしりとしたしあわせが満たす。マカロンはかわいらしい見た目、卵白とガナッシュの絡み合いがあかぐまは重要と思う。その混ざりあいが絶妙だとすごく心地いい。ショコラトリーは、贅沢なものばかりつくる。そんなことを思いながら、贅沢なティータイムをすごした。













Googleマカロン検索、参照。

2021年3月2日火曜日

甘い7年戦争

 チョコレートケーキの王様。今では、コンビニエンスストアでも売っていて手軽に手に取れる。そう、それはザッハトルテ。ここ数年でよく見かけるようになった気がする。最初の衝撃的な見た目、艶やかなチョコレートコーティング!金色のパッケージ!これは、絶対美味しい!!そんな、はじめての出会いだった。
 ザッハトルテはチョコレートケーキの一種だがその大きな違いは、あんずジャムを上にコーティング、または、まんなかに使用するのだ。
 このケーキ、かなりのいわく付きで最初は、菓子職人”フランツ・ザッハー”が1814にウィーン会議のために作った。そこでザッハトルテはとてつもなく人気になりザッハーは一財を築いた。ザッハーの息子、エドワードがその財産で‘ホテル・ザッハー’を設立。そこの名物のケーキとなった。しかし、ホテルは財政難になり、そこでウィーン王室御用達の菓子店‘デメル’がザッハトルテの販売を条件に資金援助の契約をした。
 その後、ホテル・ザッハーはザッハトルテと名乗っての販売をやめるように訴訟した。そして勝訴。しかし、デメルもデメルのザッハトルテを販売は許可された。この裁判は、”甘い7年戦争”と言われている。
 その時、デメルのザッハトルテは上に、ホテル・ザッハーはまんなかにも、あんずジャムが塗られているのだ。このケーキだけで7年もの時間を多くの人が費やし、夢中にさせたのだ。凄い魅力のケーキ。きれいで濃厚なチョコレート、甘酸っぱいさわやかなあんずジャムの美味しい絡み合いの裏側である。














Googleザッハトルテ検索、参照。