2021年3月15日月曜日

お金を食べる幸福感

 駄菓子屋が珍しくなった今でも、あの世界観に愛着があるあかぐまは、何処かしらのモールにあると用もなく覗く。賑やかな色合いのおもちゃとお菓子はとても可愛い。あの時代を感じるチープさもたまらない。マーブルチョコや、サクラ大根、わたあめ…。そして、いつも手にとってしまうもの…コインチョコレートだ。
 チョコレートをイメージすると銀紙のきらびやかさが思いつく。あの銀紙は光によって油脂の劣化を防いだり、芳しいチョコレートの匂いにつられた来た虫除けにもなっているのだ。コインチョコレートはその銀紙をうまく利用したといっていい。もっていても満足感があるのに、あのきらきらは遊び心くすぐられる。宝物で、その宝を身体に取り込むのだ。おいしい付加価値がつく。よくファンシーショップにも量り売りのお菓子が売っているが金塊とコインチョコレートがあっておもわず買ってしまったことがあった。ナショナルスーパーにもイタリア産のコインチョコレートがいつもおいてあって、子供たちがむらがっていた。そしてLindtにもある。オリンピック記念につくられたおおきなメダルチョコレート。最高級のミルクチョコレートがおおきな金色のアルミにつつまれて、それを剥いてかじったお味は、幸福感と満足感。残念ながら期間限定ものなので、二度とお目にかかることはできないだろうが。しかし、Lindtにはおおきさは小さいが厚みのしっかりしたコインチョコレートもある。あれを袋や箱にいっぱいつめたらどんなに楽しいだろう。あまい芳しいコインの宝箱。それは輝きをはなっている。輝くチョコレートはそれだけで特別だ。




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