2020年12月8日火曜日

金の珠玉

 チョコレートはもっぱら外国製とくにヨーロッパが原産国のものがお気に入りで、あかぐまは、売り場ではそのことを気にしつつ海外のきれいなパッケージに目を向け味わい想像しながらどれを購入するのか迷うのだが、どうしても意識の中にはいってしまうもの…その鮮やかな赤、白いレースの模様と金の文字の包装紙に包まれたまあるいチョコレートが入った袋。…Lindtのリンドールである。(このレース模様はスイスの伝統的なものらしい)

 その口に入れた時のミルクの芳香とくちどけは他では味わえない五感を記憶に焼き付ける。

 というのも、Lindtの生みの親であるロドルフ・リンツはチョコレート四大発明した1人でチョコレートを飛躍的に向上させた人である。コンチングという方法で当時では考えられない至高のくちどけを生み出した。その技法をメートル・ショコラティエが受け継ぎ生み出されたものがリンド-ル。

 ”Lindt”とフランス語で金の意味の”オール”の組み合わせであり、シェルとフィリングの2層からなり、その愛らしいまるのなかに色々なものがつまっている。

 リンドールが生まれたのは60年以上も前、1949年にクリスマスに間に合うように発売された。その姿がクリスマスデコレーションのようでその至極の味わいは当時のスイスの家庭で広く愛された。新年早々お店から消えてしまったリンドールをスイスの人々が熱望。その願いを受けショコラティエ達は、毎月リンドールを楽しんでもらおうと様々なリンドール製品を創り出した。

 チョコレートバー、イースターエッグ、豊富なフレーバー…こうして年中人々に愛されるチョコレートになったのだった。

 Lindtのお店に行けばわかるが、最初に目につく色とりどりのあの美しい輝き、この時期に是非食べたくなる逸品だ。

Lindt公式サイト、リンドールの歴史、商品紹介参照。

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