2020年12月13日日曜日

ショコラ show time

  皮膚が凍てつく風がふくと部屋の中で温かい飲み物とチョコレート…いや、ココアでもいい。あの香りであたたまりたい。

 かの有名な”ショパン”は毎朝恋人が作ってくれたショコラ・ショー(フランス語、ホットチョコレート)を飲んでいたらしいし、多くの人が知っていると思うがチョコレートのはじまりは飲み物だ。メソアメリカで作られ王たちが飲み、スペインでは王侯貴族から時代を経て庶民まで飲んでいた。その頃は、香辛料(シナモン、唐辛子)やバニラを入れたり、ヨーロッパにわたる頃にはサトウキビを加えとても濃いので水と一緒に飲んでいた。また、スペインの芸術家はワインを沸騰して作っていたとか。そもそも、チョコレートをヨーロッパに持ち込んだ1517年スペインの征服者(冒険家)エルナン・コルテスがアステカを訪れた際国王に振舞われた国王の好物「ショコラトル(ナワトル語、スペイン語)」を金のゴブレットで乾杯。「そのショコラトルはバニラと香辛料の風味があり、粘りつく蜂蜜の泡もきちんと少なくして作られており、それが口の中で段々と解け冷たさを取り去った」当時冷たい飲み物であったチョコレートだが、からだをあたため、国王は滋養強壮、そしてコルテスにはハレムに行く前の媚薬、ハッピーにさせるため飲ませたのでは…とのこと。いまでもヨーロッパの方でホットチョコレートは冬の飲み物。かなり濃厚、スペインでは朝食にチュロスとともにいただく…おいしそうだ…。

 あかぐまも理想とするホットチョコレート(またはココア)は濃厚でなくてはならないと思っている。また、昔のチョコレートになぞってスパイシーに、自身でカスタマイズしてつくっている。ここで少し紹介しよう。

♥まずお湯を沸かしながら、マグカップを用意。スプーンにピュアココア2杯。

♥そこに、シナモン、胡椒(できればホールをミルでつぶして)チリペッパー、蜂蜜(またはきび砂糖)を投入。

♥沸騰したお湯を少々注ぐ。かき混ぜる。

♥今度はカップに適量お湯(またはミルク)を注ぐ。ミルクの場合は500Wで2分チン。できあがり!

これを、ティータイムにチョコレートとともにいただく。まさに至福。かなりあたたまる。また、メランコリーな同居人のもちさんが落ちこみ気味の時に振舞うととても喜ぶ(ちなみに、もちさんはきび砂糖でミルク派)チョコレートにはセロトニンを上げたりと色々研究で分かってきているが、昔の人々も感覚的にどっぷりとチョコレートの飲み物がもたらす多幸感に浸っていたのだろう。さて、あかぐまもその余韻に浸ることにしよう。


Wikipediaホットチョコレート、チョコレートの歴史参照。

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