一日働けばひと息つけるという時、
まさかの体調不良。
腹痛と身体が…動かない。
ちょうどその日は悪天候とシフトの関係で休めた。
今のいままでこんなことは初めてで、いつも体調を崩すとしたら、仕事や大事なことを済ませた後におこった。
だからこれは、まずい。
身体のコントロールがうまくいかないってことは、ほんとにしたいことが出来なくなるってことだ。
大事な美少女の絵が描けなくなったら、ヤバい。それこそ一大事。
何のために働いてるか分からなくなってしまう。
結局、休んだその日は一日中寝ているという体たらく。
美しく一生懸命働くのはいいけれど、やりたいことが出来ず、仕事のやり過ぎで動けなくなったら意味がない(それでなくても無理に頑張り過ぎて癌になるという前歴がある)。
そもそも、手が抜けない質で
何事もやり過ぎる。
やり過ぎたって、それであっけらかんとしていることが出来るなら何の問題もない。
だが、かなしきかな。自分はそんなに強くない。強い人はカッコいい。そうなりたいけど、身体がついていかない。
無理したら結局馬鹿を見る。
…しかし、仕事のやり過ぎで寝込みつつ、絵を描きキックボクシングをやっているのだから自分は、懲りてないのかもしれない。
だがゆっくり寝込んでもいれない訳がある。
初といってもいい小旅行をよていしていたのだ。といっても都内ぶらついて泊まるってだけのものなのだが。
引きこもり傾向の同居人おもちさんをつれまわし久々の表参道、原宿。
コロナ禍もあってか店がつぶれていたり変わっていたり。なんだか華やかさが薄らいだような気がした。
もともと竹下なんかは張りぼて(出店てきな)のような楽しさがあるがそれがとても簡素、質素、さみしい。
だから、Lindt以外お金を落とさない結果になった。
Lindtは活気がありましたね。
いついってもたのしい。
おもちさん曰く、テンションお上りさんみたい(笑)。
そこから赤坂スーパーホテルへ。
スーパーホテルってなに?
そう銭湯があるホテルなんです。すごーい。
ビジネスホテルのちょっと豪華になった感じ。
ホテル行く前に駅に成城石井があったので、酒盛りのつまみを買っていざ出陣。
ホテルの下にはセブンさんもある。
ホテルの部屋はというと、清潔感あって広すぎず狭すぎず。
痒いところに手が届く。ベットが広い。銭湯はこじんまりしていたが、腐っても銭湯。申し分なし。ちょっとした旅館だ。
いやぁ楽しかった。
特別なにもしていないが。
Lindtのチョコレート持ち込んで、プロシュートとチーズ、お惣菜とポテチ。そして、思い出のモーモーちゃーちゃー。
贅沢の極み。
そんでホテルの一室で絵を描く。動画聞きながらひたすら、描く。おもちさんも描く。どっか出掛けるよりホテルに引きこもりほぼ自宅と同じことをする。
贅沢。というか、しあわせ。
ようは何をして楽しい、ではなく自分達がいかに楽しいかなのだ。
この時がとてもしあわせ。
そもそも幼少期あんまり出掛けず、インドアな性質で日々過ごし、たまの旅行もどちらかというとホテルに引きこもり母の作った料理を楽しんでいるタイプだった。
おもちさんも同じタイプでようは頭のなかのキャラクター達がホテルに来たら…と妄想するほうが楽しいらしい。
で朝食以外はずっとホテルで絵を描いていた…。なんて、コロナ的。
ちなみに朝食は、ホテルのカフェをやめて近くのひろ―いスターバックスで桜のフレーバーづくし(おもちさんが大の桜のフレーバー好きで、Lindtもサクラショコラドリンク、マカロン、リンドールを嗜んだ)。
テーブルが春満開になる。
ちなみに私はチョコレートデニッシュです。
そして朝食後、ホテルに戻りチェックアウトまでひたすら絵を描く。非日常と日常のミックス。
帰ってきた時には、何日もいなかった気がするし、その日にとっと帰ってきた気もした。
のんびり疲れた。でも、刺激的だった。
ただ日常をホテルでやっただけ。
こんなののもたまには悪くない。
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